為替を理解したい方に

こんばんは。今日はビジネス映像メディア「PIVOT」というアプリ、YouTube番組や数々の経済情報番組に出演されている、現ふくおかフィナンシャルグループ チーフストラテジスト佐々木融さんの「ビックマックと弱い円ができるまで」をご紹介いたします。                                                     為替について、ビックマックを使ってわかりやすく説明されています。私は為替について理解が乏しく、この本を1回読んでも、まだ理解が及ばないことが多々あるので、繰り返し読もうと思っています。                                                     その中でも、印象に残ったことを述べたいと思います。

・日本のビックマックは、かつて世界で5番目に高かった

24年前の2000年4月時点では、当時294円で世界で5番目に高かった。          その当時アメリカでは、日本円に換算すると、240円で日本よりも安かった。信じられないですよね。                                                        それが今では日本は480円。アメリカは854円。                             これは為替相場が当時1ドル/105円に対し、現在は1ドル/150円前後と為替が変化ことも一因です。それ以外にも輸出入の構成比が変わってしまったなど、様々な要因があるので、続きは本書を読んでみてください。

 

・現在ビックマックの価格は世界で44番目

現在は円もだいぶ弱くなってしまったため、ビックマックの価格は480円。主要国の中で44番目の価格(主要54カ国中)になってしまいました。                                アメリカは854円で第7位。                                       ちなみに第1位はスイスで、1,214円。                                   1,000円超えの国は、スイス、ウルグアイ、ノルウェーです。ポテト、飲み物のセットにしたら2,000円はかるく超えてしまいます……

・失われた30年……

よくニュースや新聞で目にする「日本の失われた30年」                         この間日本では経済成長は他国に比べると小さく、物価や賃金もほとんど上昇していません。

たとえばOECDのデータを使って、各国の現地通貨建て平均年収を見ると、日本は1994年から2023年までの29年間で、0.2%増とほとんど変わっていない一方で、アメリカは2.7倍、イギリスは2.5倍、ドイツは1.9倍、オーストラリアは2.6倍に増えています。                    他の国はビックマックは高くなっているけど、平均年収も一緒に上がっているので、その時の為替にもよりますが、そこまで買うのは大変ではありません。                            日本は対して平均年収が変わっていないのに、ビックマックだけ価格が上がってしまった……

 

ほんの1部述べさせていただきましたが、ビックマックを例に様々なデータを使って、わかりやすく説明されています。                                             書店やネット通販でも大人気で品切れのお店多いですが、発注して待ってでも読んでいただきたい本と強く思っています。                                              是非購入して、資産形成する糧になればと思います。

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